オレキシンとは体内に自然に存在する覚せい物質であり、わが国で研究がすすめられました。オレキシンはストレスで活性化します。つまり、ストレスが強いと、オレキシンの働きで、眠れなくなるということです。また前にも触れた副腎皮質刺激ホルモン(CRH)の機能も高めますので、余計に眠れなくなります。
オレキシンを阻害する物質によって、オレキシンだけでなくCRHの活性化を下げます。
ですからオレキシンを阻害する作用を持つ内服薬はストレス性の不眠にも効果的であると考えられます。