ベンゾジアゼピン系の内服薬

 ベンゼン環とジアゼピン環が中心となる化学構造をもつためにベンゾジアゼピンと呼ばれています。略して「ベンゾ」とかBZDとも呼ばれます。主な効果は不安感、緊張感の低減です。

 これは1950年代半ばに偶然に発見され、クロルジアゼポキシドと命名されたのが最初です。この薬は、現在でも用いられていて、日本では商品名がバランスやコントールです。それは現在では比較的使われることは少ないです。クロルジアゼポキシドを作り変えて、ベンゾジアゼピンの代表格となったのがジアゼパムです。そして「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」というグループとして分類されます。

<作用機序>

 GABA受容体

<睡眠薬>

 1960年ごろに、ベンゾジアゼピン系睡眠薬が作られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各国のベンゾジアゼピンの使用状況2011年のグラフ

 これをみますと、ベルギーと日本はほぼ同程度です。なぜヨーロッパの中でも特にベルギーで使用量が多いのかは知りません。その他、ヨーロッパ各国でも割と使われていますが、ベルギー日本と比べれば大雑把に言えば1/3から1/2の使用量です。米国と英国では少ないのが特徴的です。