名残惜しくも平成が終わりになり、まもなく新たに令和になります。
それに因んでこの絵を描きました。
ここでは天皇の正統性をしめす三種の神器(鏡、勾玉、剣)も描かれています。手前の女性は過去を名残を惜しみ、奥の人は新しい時代を見つめます。背景には、三種の神器にかかわりのある「天岩戸(あまいわと)の神隠れ」という伝承にちなんで洞窟が描かれています。天照大神(あまてらすおおみかみ)が真っ暗な洞窟のなかに隠れてしまい、この神が再びお出ましになるように、洞窟の外で皆でお祭りをしましたのでした。こうして天照大神が洞窟からお出ましになり、新たな光で世界を照らしたのでした。