気分障害にはうつ病とそううつ病があります。

 世界保健機構WHOでは、気分(感情)および活動性の「変化」と表現されていますが、この「変化」とは、実は、気分の沈む場合と気分が高揚する場合という二つの場合を想定しています。つまりうつ病の場合と躁病の場合です。


気分障害の病型

  このように気分障害には2つの病型(病気のタイプ)に大別されます。たった2つです。

    ①うつ病

    ②躁うつ病 

    ・・・・・・以上の二つが気分障害の「病型」です。

 

  これをさらに別のシンプルな表現に言い換えることもあります(言葉はわかりにくくても考え方はシンプルです)。

  うつ病   = 単極型  unipoler

  躁うつ病 = 双極型      bipoler

                    右側と左側はイコールで結ばれている通り全く同じ意味です。違う言葉に言い換えただけです。

                                                   このuniとは単一という意味で、biとはバイリンガルのbiのように2つという意味です。poleとは極です。

                    うつ病は下向きの波の極しかなくて、躁うつ病とは上向きの極と下向きの極の2つがあるという意味です。

 

 このように考えると、分類の仕方としてはシンプルなのです。

                                                               双極型については別のところでお話しします。